停戦から1日目:ガザ復旧に動き出すイスラエルと世界 2021.5.22

ガザ地区ベイト・ハヌーン スクリーンショット

停戦発効から1日が経過した。今のところ、暴力の応酬は発生していない。今、安全な場所に避難していたガザの人々は家に戻り、生活を取り戻そうとしている。

しかし、ガザでは、家を失った市民は、ハマスの主張によると、12万人。がれきの下にはまだ生き残っている人もいるとみられ、救出作業が行われている。多くの葬儀も行われているという。

これまでのところ、ガザの死者は、子供66人を含む248人。負傷者は1948人。(ガザ保健省データ)イスラエルは、このうち200人はハマスなど武装勢力(25人は幹部)で、そのほかの市民の死者の中には、ガザ内部に着弾したハマスのロケット弾で死亡した人もいると主張している。

停戦後、ガザ北部のイスラエル国境検問所カレン・ショムロンと、南部のエレツ検問所では、ガザへの人道支援物資の搬入がはじまっている。国連が、1850万ドルの支援金を約束しているのに加え、多くの国々が支援を約束しているとのことである。

www.timesofisrael.com/aid-begins-entering-gaza-through-israels-kerem-shalom-as-ceasefire-holds/

以下は、停戦後のガザ地区北部ベイト・ハヌーンと、エルサレム市内と市場の様子。

ガザ地区では、完全に破壊されたビルは地域、地下トンネル破壊で陥没した道路などが多数ある。しかし、被害を受けなかった地域もあるのであり、ガザ地区全体や、イスラエルの国全体が戦争で焼け野原というわけではないことも知っておかなければならないだろう。

<エルサレムの神殿の丘で一時衝突>

エルサレムでは、停戦が金曜日でもあったためか、エルサレムの神殿の丘で、パレスチナ人と治安部隊との衝突が発生。パレスチナ人20人が負傷し、2人が病院に搬送された。それ以降、今日は安息日でもあり、エルサレムには静けさが戻っている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。