仮庵の祭りを迎え、エルサレムは観光客でごったがえしている。3日には、嘆きの壁で祭司の祈り行われ、嘆きの壁広場は文字通り、祈りに来た人々で埋め尽くされた。
その他の日でも、嘆きの壁は、早朝は6時の時点ですでに満員。夜にもユダヤ人が祈りに来ている。例祭は8日まで続く。http://english.thekotel.org/cameras.asp(嘆きの壁ライブ映像)
旧市街は、普段より多くの兵士たちが警備に立っている。新市街では、多くのレストランが屋外に仮庵を作り、家族連れが食事を楽しんでいる。
<シリアとイランのユダヤ人に仮庵の祭り(Yネットニュース)>
危険が日々高まっているシリアとイランだが、まだユダヤ人がいる。彼らが仮庵の祭りを祝うことができるよう、聖書(レビ記23:40)で定められた3種の植物と柑橘(エトログ)が、ラビ・AHによって届けられていたことがわかった。
シリアは内戦が激化をたどっているため基本的には入国はできない。仮庵の必要品は、諜報機関のような動きで連絡をとりながら、命がけで運ばれたという。
イランは「シオニストには反対するがユダヤ教には反対しない」との立場をとっている。しかし、仮庵の物品を普通に送付すると、エトログが穴だらけにされて届けられた。そのため、イランでもシリアと同様、密かに運び込まれたという。
<今年もクリスチャンの仮庵>
恒例の「Feast of Terbanercle」(国際クリスチャン・エンバシー主催)が今年も開催されている。毎夜開かれるカンファレンスには、世界中から来たクリスチャン5000人が参加。今年もエルサレムの通りをパレードする。イスラエルでは最大の観光イベントで、ホテルやおみやげビジネスなどの大きな収入源となっている。