ヘブロン周辺でパレスチナ人に投石のユダヤ人3人逮捕:3歳児負傷 2021.9.30

スクリーンショット パレスチナ人に向かって透析する過激ユダヤ人入賞者ら

ニューヨークから帰国したベネット首相は、いきなりコロナ問題と、荒れるパレスチナ問題に直面することとなった。渡米直前に、西岸地区広域で、エルサレムなどイスラエル国内でのテロを計画していたハマスメンバーと、その武器庫を摘発したことは報告した通りである。

ところが、テロリストはユダヤ人側にもいる。28日午後、マスクをした過激イスラエル人(西岸地区入植者の一部)数十人が、ヘブロンの近くで、パレスチナ人に投石するというテロ事件を起こした。

この時、パレスチナ人15人が負傷。このうち3歳児モハンマド・バクル・フセイン君が中等度の負傷となり、イスラエル国内ベエルシェバの病院に搬送された。現場では、車両がひっくり返るなど、恐ろしい様相になっている。

一方、パレスチナ人が、反撃で投石しかえしたことで、ユダヤ人にも3人が負傷した。イスラエルの警察は翌29日、この暴動に加わったイスラエル人3人を逮捕した。

ラピード外相は、これはイスラエルのやり方ではないと激しく批判するコメントをツイッターに投稿。この事件を起こしたユダヤ人の行為を明確に「テロ」と定義づける声明を出した。

www.timesofisrael.com/police-arrest-3-suspects-in-attack-on-palestinians-in-south-hebron-hills/

その後、エルサレムの旧市街では、パレスチナ人女性が治安部隊隊員を刺そうとして逮捕。ジェニンでは、イスラム聖戦メンバー(22)が、テロ容疑者の捜索を行っていたイスラエル軍と銃撃戦になり、イスラム聖戦1人が死亡した。

www.timesofisrael.com/palestinian-gunman-said-killed-in-exchange-of-fire-with-israeli-troops-in-jenin/

ベネット首相が言う通り、イスラエルとパレスチナは、2国家共存を語り合う段階にはまったくないようである。

石堂ゆみ

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。