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イスラム教では、太陰暦に応じて、17日日没から断食月ラマダンが始まった。以後30日間、イスラム教徒たちは、夜明け前(午前3時45分)から日没(午後8時)まで、食事も水もとらないという断食を行い、心をアラーに向ける。
酒やタバコ、性交渉も控えて禁欲生活を送り、金曜日には、エルサレムのアルアクサモスクに行って祈る。断食しているので、テロはないかと思われるところだが、内面においてアラーへの思いが高まるため、逆に過激な行為に出る者が出て来る可能性も高まる。
今日19日は、ラマダン最初の礼拝日だった。エルサレム旧市街では、祈りに来る人々でごった返していたが、その午後4時すぎ、サマリヤ地方のユダヤ人入植地ドレブ周辺で、イスラエル人2人が銃で撃たれるというテロが発生した。
このテロで、ダニー・ゴネンさん(25)が死亡。ダニーさんの友人も四肢に銃弾を受け、中等度の負傷となっている。
詳しくはまだ明らかになっていないが、パレスチナ人がダニーさんら2人の乗った車を呼び止め、近づいたところ、至近距離から撃ったともみられている。治安部隊がすぐに現場にかけつけたが、犯人は付近の村へ逃げ込んだまま。
ハマスは、犯行声明はださなかったが、行為そのものについては、ヒーロー的として誉め称える声明を出した。