テルアビブでは上記のような平和な様子だが、そこから南へ1時間もかからないアシュケロンでは、ここ1週間ほどの間に2回サイレンが鳴り響き、ガザからのロケット弾が撃ち込まれた。http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4667657,00.html
幸い、被害はないが、うち一発は、最近になって郊外に設置された迎撃ミサイルが撃ち落としている。イスラエル軍はそのたびに報復攻撃を行っているが、あまりにも普通のこととなってしまい、最近では短い記事が出るだけとなっている。
ガザ地区ではハマスとISIS支持の団体と衝突が発生しており、イスラエルへのミサイルは、ISISが、イスラエルにハマスを攻撃させようとして発射しているのではないかとの分析もある。
ガザといえば、イスラエルとの国境からわずか300メートルの地点でハマスが道路整備を行っていた。今週になり、その道を使ってパトロールが行われているのが観測されている。ガザからはイスラエル兵が、イスラエルからはガザの武装戦闘員が見えている状態である。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4667569,00.html
またYネットによると、イスラエルがガザから撤退してから10年。かつてイスラエルが豊かなグリーンハウス農園をしていたグッシュ・カチーフは、今は子供たちの公園とともに、12才以上の少年のためのハマス訓練施設になっているという。ハマスは次の戦争に備えつつあるのではとの記事もある。http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/196655#.VXswq6W9BCs
昨年のガザとの戦争では、一般の男性たちが予備役で招集されるなど、国全体が振り回された。今年もそうならなければよいとは皆が考えていることである。そんな中、一つだけよい話を聞いたので紹介したい。
知人のエバさんは、正統派ラビが認めなければならないような結婚(イスラエルではこれだけが正式な結婚として認められる)は、不要だと考え、恋人とは同棲状態を続けていた。これはイスラエルではごく普通の話。
しかし、昨年、恋人の男性が予備役でガザにかり出され、心配でいてもたってもいられない中、二人の中に、結婚する決意ができたという。
「結婚式にはハマスを招待したい。」とエバさんは笑っていた。・・・・というような話もあるが、やはり再び戦争にならないようにと願うばかりである。