イスラエルが今ガザを攻撃する目標は、ハマスの非武装化、または、軍事的に無力化することである。しかし、無力化するだけでは十分ではない。今後、再び武器を製造したり、搬入したりしないようにしなければならない。
昨年から、アメリカとロシアは協力して、シリアの化学兵器のほとんどを無力化することに成功した。同様にハマスの攻撃能力を、実質的に無力化するためには、国際社会の協力が必要だと考えている。
そのため、ネタニヤフ首相は、ガザへの攻撃を継続しながらも、効果的な停戦に向けて、国際社会との交渉を行っているもようである。
www.jpost.com/Operation-Protective-Edge/Analysis-Netanyahu-talks-of-demilitarization-as-rocket-barrage-continues-362967
<根本的な憎しみと執念:反イスラエル、創造主に反逆する霊?>
しかし、国際社会が入ってもイスラエルに対する執念を完全に断ち切らない限り、実際には、ハマスの無力化は難しい。
2006年の第二次レバノン戦争。確かにヒズボラは、戦後、ミサイルを撃ち込んで来てはいないが、当時6000発だったヒズボラのミサイルは今や6万発になっているという。
しかも、それらはレバノン南部の民家の下などから、イスラエルへ標的をあわせて、すでにスタンバイしている。現在、レバノンから、またシリアからも、まるでちょっかいを出すかのように、数回、ロケット弾がイスラエル領内へ発射されている。
その度にイスラエルは、レバノン領内、シリア領内へ反撃を行っている。
今のところ、これらの砲撃は、ガザ地区への応援の意思表示かなにかで、ヒズボラによるものではないと考えられている。しかし、非常に懸念される動きである。
執念と憎しみ、これは、イスラエル軍だけでは防ぎきれない霊的な戦いである。