ウクライナ:ロシアが領空侵犯 2014.4.26

ロシアとアメリカ双方が国境付近で軍事演習を行い、東西がにらみあっているウクライナ。全欧安全協力機構(OSCE)がドネツク州に派遣した軍事監視団を親ロシアが拘束。さらに、ロシアの戦闘機が数回、ウクライナの領空侵犯するのが確認され、緊張はさらに高まっている。

昨日ケリー国務長官は、ロシアに対し、「ジュネーブでの緊張緩和にむけた合意事項を履行せず、いまだにドネツク州のウクライナ省庁の占拠を続ける親ロシア派に具体的な対処を行っていない。」と強く非難する声明を発表している。

G7(日本を含む欧米)は、ロシアへの新たな経済制裁を28日にも発動するみこみ。ただし、ヨーロッパは、プーチン政権閣僚など15人ほどへの個人制裁にとどめるとみられる。(ヨーロッパはロシアの天然ガスをとめられたら困る。)

<オデッサでも爆発>

クリミア半島の西、黒海に面するオデッサは地理的には東ウクライナではない。しかし、隣接するモルドバには親ロシア派が多数いる。オデッサの市民は、モルドバから親ロシア派が侵入してこないよう、複数の検問所を立ち上げていた。

その検問所で15日、しかけられた爆発物が爆発。7人が負傷している。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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