仮庵を祝うエルサレムでは、21日午後7時ごろ、今年初めての雨が降った。30分ほどだったが、しとしとと、けっこうしっかり降っていた。
仮庵の祭りは収穫祭である。ということは、新しい農耕サイクのはじまりということでもある。したがって、長い乾期の後のこの時期に、初めて降る雨のことを「初めの雨」という。
初めの雨は、穀物の種が土に定着しやすくする。この後、春までは、時々雨が降り、冬にかけては雨期となって穀物が育つのである。
これに対し、後の雨は2,3月ごろに降る大雨を指す。これは春の収穫まぎわに大雨を降らせて、穀物をさらに豊かにしてくれる雨である。(エレミヤ5:24、ヤコブ5:7)
神学的には、一般に、初めの雨は、最初に聖霊が下ったペンテコステを現し、後の雨は、主の再臨の前の大リバイバルを指すと言われている。(ホセア6:3、ヨエル2:23、ゼカリヤ10:1)