初めの雨!2013.9.22

仮庵を祝うエルサレムでは、21日午後7時ごろ、今年初めての雨が降った。30分ほどだったが、しとしとと、けっこうしっかり降っていた。

仮庵の祭りは収穫祭である。ということは、新しい農耕サイクのはじまりということでもある。したがって、長い乾期の後のこの時期に、初めて降る雨のことを「初めの雨」という。

初めの雨は、穀物の種が土に定着しやすくする。この後、春までは、時々雨が降り、冬にかけては雨期となって穀物が育つのである。

これに対し、後の雨は2,3月ごろに降る大雨を指す。これは春の収穫まぎわに大雨を降らせて、穀物をさらに豊かにしてくれる雨である。(エレミヤ5:24、ヤコブ5:7)

神学的には、一般に、初めの雨は、最初に聖霊が下ったペンテコステを現し、後の雨は、主の再臨の前の大リバイバルを指すと言われている。(ホセア6:3、ヨエル2:23、ゼカリヤ10:1)

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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