イスラエルよりアメリカへ 2012.12.16

アメリカのコネチカット州で起こった小学校での悲惨な虐殺事件。イスラエルでも連日トップニュースで流されている。

15日、ネタニヤフ首相は、オバマ大統領に哀悼を伝える手紙を出した。テロで子供を失う経験のあるイスラエルなので「わたしたちにはわかります」とのことばがそえられていた。ネタニヤフ首相に続いてペレス大統領もオバマ大統領に哀悼の手紙を出した。

犠牲となった20人の子供たちの中に6才のユダヤ人少年も含まれていた。地域のシナゴグでは、ラビが人々に「世界には悪があるということだ。これは神のなさったことではない。おちついて、前向きに生活を続けるように」と語ったという。

ユダヤ人にとっては楽しいはずのハヌカ、またこれからクリスマスを迎えるにあたって、愛してやまないかわいいさかりの子供たちを失った家族の痛みは想像を絶する。

<アメリカで増える銃乱射事件>

アメリカでは、今年7月にもバットマンの試写会で銃を乱射した男がおり12人が犠牲となった。今後、オバマ大統領が銃社会をどう変えるのかが注目されるところである。

世界の情勢を分析し霊的なメッセージを語るアメリカ人神学者ジョエル・ローゼンバーグ氏は、「アメリカは年々神を閉め出している。神に背を向ければ向けるほど、悪が入り込む。」とアメリカの急速な没落を憂慮し、警告している。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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