イランに背を向けたムルシ大統領だが、9月30日、トルコのエルドアン大統領を訪問。内戦続くシリアについて、アサド大統領は退陣すべきであり、ロシア、中国、イランはシリアへの軍事支援を辞めるよう共同声明を出した。
今回注目されたのは、ムルシ大統領とエルドアン大統領の会見の席に、ハマスの指導者マシャアルが同席していたことである。トルコは昨年、ガザにむけて支援船を派遣し、海上封鎖していたイスラエル海軍と衝突。トルコの活動家ら9人が死亡して以来、イスラエルに非常に厳しい態度になっていた。
エルドアン大統領は、これからもガザの支援を続けるとハマスのマシャアルに伝えた。3者は、パレスチナ国家設立に向けて、イスラエルに圧力をかけることでも合意した。