西岸地区では、過激ユダヤ人入植者たちのパレスチナ人への暴力が悪化している。

11月12日(水)には、西岸地区北部のナブルス近郊で、数十人は農業地などになだれ込んで、放火していたが、今日になり、モスクにも放火していたことがわかった。
壁にはイスラエル軍司令官の名前まで出して、「我々は恐れない」などと落書きなどもしていた。
ヘルツォグ大統領始め、政府も軍もこうした違法な行為を非難する声明を出している。
こうした中、ハマスも西岸地区に進出しており、イスラエルへの攻撃の計画を進めている。
イスラエルのシンベトと警察、イスラエル軍が協力するイスラエルの治安部隊は、ここ数週間の間、西岸地区南部のベツレヘムとその周辺で、ハマスのネットワークを摘発する作戦を15回行ったと発表した。

これまでに銃撃用ライフルなど武器を押収したほか、ハマス関係者約50人を逮捕したとのこと。
シンベトによると、ハマスの指導者たちは、西岸地区で戦闘員を雇用して、武器を調達しており、イスラエルの治安部隊と市民に対する攻撃を計画していたとみられている。
グループ一つは、テロを決行する直前の様相だった。
Times of Israelによると、シンベトは今年6月にも、西岸地区ヘブロンなどで、ここ数十年で最大規模とも言われるほどの踏み込みを行い、ハマス関係者60人以上を逮捕していた。ハマスは西岸地区で新たな戦闘員を雇用し、訓練もしていた。
www.jpost.com/israel-news/defense-news/article-873766
なお、イスラエルの治安部隊は、2023年10月8日以降、約6000人のパレスチナ人戦闘員を逮捕したが、このうち2350人はハマスであった。
石のひとりごと
ハマスはガザだけではない。西岸地区からもイスラエルを攻撃しようとしている。自分たちに何の助けにもならないのに、イスラエルを殲滅することだけに、異常なまでの執念である。
普通ではない憎しみに、やはり神に逆らうサタンとその配下の者たちがいることを思わされる。
一方で、過激右派入植者ユダヤ人たちの動きも、相当悪質になりつつある。これが、イスラエル全体に及ぶ影響は避けられないだろう。こちらもサタンに利用されているのだろうか。西岸地区が、第二のガザにならないように祈る。
イスラエルよ。主を待て。主には恵みがあり、豊かな贖いがある。主は、すべての不義からイスラエルを贖い出される。(詩篇130:7-8)
