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レバノン南部のロケット弾70%は排斥?
レバノン南部での戦闘が続いているが、イスラエル軍によると、各地での戦闘ではすべて、イスラエル軍が勝利している。南レバノン地域にあったロケット弾施設は、70%を排斥し、残っているのは、30%ぐらいと推測しているとのこと。
ヒズボラ戦闘員は、地上軍が入ってから1200人が死亡しており、昨年10月7日以来でみると2000人が無力されたとみられている。
とはいえ、イスラエル軍が、昨日、これまでで最大となるベイルートへの空爆を実施すると、ヒズボラは、イスラエル北部から中部テルアビブ方面にまでロケット弾の雨を降らせている。
ベイルート10回以上空爆:イスラエル中央へロケット弾の雨
21日、IDFハガリ報道官が、ベイルート南部にあるレバノン最大の病院地下に、ヒズボラのバンカーがあり、5億ドル相当の財産を没収したと報告した後(別記事参照)、イスラエル軍は、ベイルート南部のその地域への空爆を、これまでで最大となる10回以上、実施した。(レバノンのメディアによれば、13回)
空爆は、対象地域にいた市民が避難・移動したことを確認してからだったとイスラエル軍は主張している。レバノン保健省によると、ベイルート最大の公立病院周辺にも攻撃があり、子供1人を含む4人が死亡。24人が負傷したとのこと。
これを受けて、ヒズボラは、イスラエルのガリラヤ地方、アッコ、ハイファとその周辺、テルアビブとその周辺にまで大量のロケット弾を発射した。
迎撃ミサイルが迎撃し、ミサイルそのものでの被害はなかったが、迎撃の際の破片で、カイザリヤの男性(53)が負傷した。
テルアビブだけでも20発であった。ヒズボラは、テルアビブ郊外にある軍事情報部隊8200の基地を標的にしていたと発表した。