北部国境ではレバノンのヒズボラとの攻撃の応酬が続いている。9日、国境の町、マルキアにあるIDF拠点の一つに、ヒズボラが対戦車砲、ミサイルを発射し、イスラエル兵1人が死亡。1人が軽傷を負った。死亡した兵士は、ハイム・サバック軍曹(20)
実はこれに先立ち、同じ日、ヒズボラメンバー2人と、イスラム聖戦メンバー3人がイスラエルの攻撃で死亡していたのであった。
www.timesofisrael.com/idf-announces-soldier-killed-in-hezbollah-attack-on-army-post-in-north/
イスラエルでは、5月25日日没からラク・バ・オメルというユダヤ教のイベントがある。
北部国境に近いメロン山に、ユダヤ教正統派たち20万人の大群衆となって集まり、ユダヤ教において、歴史的に尊敬されているラビ・シモン・バル・ヨハイを覚える。
あまりの大群衆で、2021年には、将棋倒が発生し、45人が死亡するという大惨事にもなったイベントである。
メロン山は、レバノン国境から8キロしか離れていない。メロン山には、イスラエル領空交通管理拠点があることから、ヒズボラは、大量のミサイルを発射したり、誘導ミサイルを発射したこともあった。
このため、イスラエル軍は、今年は、メロン山でのイベントを中止するとして、5月24日から27日まで、山を閉鎖し、正統派たちが入れないようにすると発表した。これに超正統派がどう反応するかだが、今の所、その情報はない。