エジプトで行われているハマスとイスラエルの人質交換、停戦に関する交渉は、時に希望的と報じられたり、やはり、合意には程遠いという記事がでるなど右往左往しており、まだ確実な先行きは見えていない。
ただ、交渉が決裂するよりは、継続されていること自体が、いいサインだとの見方もある。
イスラエルが今も生きていると見ている人質は100人で、このうち、第一段階として、女性や子供、高齢者や病人など40人を返還することで交渉が行われている。
しかし、イスラエルが代わりに解放するのが、凶悪犯を含むテロリストであることや、イスラエル軍の撤退、ガザ民間人の北部への帰還など、さまざまな問題で、合意に至っていない。
これに、今、イスラエル軍による攻撃で、イシュマエル・ハニエの息子3人と孫4人が死亡したことで、交渉がさらに頓挫する可能性も懸念されている。
こうした中、NYTが伝えたところによると、ハマスが、交渉の調停者に、人質40人を出すことができないと報告したという。もしかしたら、予想しているより、多くの人質がすでに死んでいる可能性が懸念されている。
www.nytimes.com/2024/04/10/world/middleeast/israel-hostages-hamas-ceasefire.html