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自爆テロ犯を犯行前に射殺
11日、イスラエル軍とシンベトは、西岸地区のゼイタで、ジェニン在住のパレスチナ人、モハンマド・ジャベル(34)を射殺した。ジャベルは、爆発装置と銃器を体に装備していた。テルアビブで自爆テロを未然に防いだとイスラエル軍とシンベトが発表した。
イスラエル軍のハガリ報道官は、ラマダン期間中の人道支援ではなく、逆に暴力を扇動して、地域に火をつけようとしていると非難。イスラエル軍は、こうしたテロの試みを未然に防ぎ続けると宣言した。
イスラエル軍は、西岸地区全域で、ハマス1500人を含む、3500人をテロリストとして指名手配しており、日夜、その逮捕を行っている。これにともなって衝突となり、10月7日以降だけで、パレスチナ自治政府によると、パレスチナ人400人(ほとんどは戦闘員)が死亡している。
10月7日以降でパレスチナ人囚人の数2倍に:ガザでの逮捕者4000人
イスラエル軍は、10月7日以降のガザでの戦闘で、これまでにパレスチナ人4000人を逮捕した。このほとんどが、ガザでの逮捕である。この中には投降してきたものも多い。
これにより、イスラエル国内の政治犯テロ犯用の刑務所に収監されているパレスチナ人は、この5ヶ月で5200人から9000人とほぼ倍近い状態になった。
この中には、暴力というよりは行政抑留もあり、中で反乱が起きる可能性が懸念され、刑務所は緊急事態宣言を出した。