イスラエルとハマスが戦争していることを受けて、イランのイスラエルへの敵意はその牙を見せ始めている。
15日、イランが、クルデスタン(クルド人の国でイスラエルとは友好関係)のイルビルにあったイスラエルのモサド(イスラエル諜報部)拠点を、弾道ミサイルで攻撃したと発表した。イランがイスラエルを名指しで攻撃した形である。
これについては、今年3日に、2020年にアメリカに暗殺されたスレイマニ司令官の追悼行事の際の爆破テロ(参加者約100人死亡)に、イスラエルのモサドも関わっていたと訴えている。
イスラエルはコメントしていないが、中東で最大の懸念は、イスラエルとイランが直接戦闘になることである。アメリカは、調査するとしながらも、イラクの主権を脅かすものだとして非難する声明を出した。イラクのクルド人地区指導者も同様の声明を出した。
これに続いて、イランは、“テロリスト”を攻撃するとして、シリアとパキスタンへの攻撃も行っている。パキスタンは、しっかり反撃も行った。パキスタンについては、核保有国であり、イランの友好国でもあるので、その後、イランと戦争になるわけにはいかないので、ことばによるフォローが行われている。
イスラエルでは、こうしたイランの動きについて、イランは、しようと思えば、イスラエルに弾道ミサイルを撃ち込むこともできると警告しているのではないかとの分析もあった。
www.timesofisrael.com/pakistan-iran-agree-to-de-escalate-after-trading-air-strikes/