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世界の半分が見たかも?福音満載のエリザベス女王国葬
19日、ロンドンで、エリザベス女王2世の国葬が行われた。500人の世界の国家元首や首脳たちが、バスに乗り合わせて教会に到着し、一般人と同じように教会の椅子に並んで座っている。
その前で、聖書のみことばが次々と語られ、イエスの十字架と復活による贖いで天に行くという福音が明確に宣言された。
また、テレビ中継で、葬儀を見守った人は、全世界で40億人と推測されている。全世界の人口は80億人なので、実に全世界に今生きている人々の約半分が、この葬儀を見ていた可能性がある。
神の前に全世界がへりくだる時の型を思わせられる出来事であった。
ネットで、葬儀の司式があげられていた。(以下のサイトをクリック)本当に聖書のみことばで満たされていて、感動したので、紹介する。
なお、使われた聖書箇所は、エリザベス女王自身が選ばれていたとのこと。エリザベス女王は個人的にも信仰を持っていたと伝えられている。
1)故エリザベス女王がウェストミンスター寺院に入る時の少年合唱団が歌っていたみことば
わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。(ヨハネの福音書11:25-26)
私は知っている。私を贖う方は生きておられ、後の日に、ちりの上に立たれることを。私の皮が、このようにはぎとられて後、私は、私の肉から神を見る。この方を私は自分自身で見る。私の目がこれを見る。ほかの者の目ではない。(ヨブ記19:25-27)
私たちは何一つこの世に持って来なかったし、また何一つ持って出ることもできません。(第一テモテ6:7)
主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。(ヨブ記1:21)
また私は、天からこう言っている声を聞いた。「書きしるせ。『今から後、主にあって死ぬ死者は幸いである。』」御霊も言われる。「しかり。彼らはその労苦から解き放されて休むことができる。」(黙示録14:13)
2)冒頭の祈り
憐れみ深い父、私たちの主、よみがえりであり、いのちである主イエス・キリスト。イエスを信じる者は、死んでも生きるのです。生きていて、イエスを信じる者が永遠に死ぬことはありません。主はパウロを通して教えられました。あなたがたは、希望のない人のように悲しむことはありません。
私たちはあなたをしたい求めます。父なる主よ。私たちを罪による死から、義なる命へとよみがえらせてください。私たちがこの世から去る時、主(イエス)にあって休むことができますように。私たちの姉妹(女王)がその希望を置いていたように、私たちも、終わりの時のよみがえりの時に、あなたの目に受け入れられ、祝福を受けることができますように。
その時、あなたの御子が宣言されます。「来なさい。祝福された父のこどもたちよ。あなたがたのために、世の初めから用意されている御国を受けなさい。
そうしてください。私たちの主よ。あわれみぶかい父、イエスキリスト、わたしたちをとりなし、あがなったくださるお方。アーメン
2)第一コリント15:20―26、53―58
しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。というのは、死がひとりの人を通して来たように、死者の復活もひとりを通して来たからです。すなわち、アダムにあってすべての人が死んでいるように、キリストによってすべての人が生かされるからです。
しかし、おのおのにその順番があります。まず初穂であるキリスト、次にキリストの再臨のときキリストに属している者です。それから終わりが来ます。そのとき、キリストはあらゆる支配と、あらゆる権威、権力を滅ぼし、国を父なる神にお渡しになります。
キリストの支配は、すべての敵をその足の下に置くまで、と定められているからです。最後の敵である死も滅ぼされます。
・・・朽ちるものは、必ず朽ちないものを着なければならず、死ぬものは、必ず不死を着なければならないからです。しかし、朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが不死を着るとき、「死は勝利にのまれた」としるされている、みことばが実現します。
「死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。死よ。おまえのとげはどこにあるのか。」死のとげは罪であり、罪の力は律法です。しかし、神に感謝すべきです。神は、私たちの主イエス・キリストによって、私たちに勝利を与えてくださいました。
ですから、私の愛する兄弟たちよ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことをしっているのですから。
3)賛美:詩篇42:1-7
鹿が谷川の流れを慕いあえぐように、神よ。私のたましいはあなたを慕いあえぎます。私のたましいは、神を、生ける神を求めて渇いています。いつ、私は行って、神の御前に出ましょうか。私の涙は、昼も夜も、私の食べ物でした。人が一日中、「おまえの神はどこにいるのか」と私に言う間。
私はあの事などを思い起こし、私の前で心を注ぎ出しています。私があの群れといっしょに行き巡り、喜びと感謝の声をあげて、祭りを祝う群衆とともに神の家へとゆっくり歩いて行ったことなどを。
わがたましいよ。なぜ、おまえはうなだれているのか。私の前で思い乱れているのか。神を待ち望め。私はなおも神をほめたたえる。
4)聖書朗読 ヨハネ14:1-9:トラス首相朗読
「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。
わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。わたしの行く道はあなたがたも知っています。
トマスはイエスに言った。「主よ。どこへいらっしゃるのか、私たちにはわかりません。どうして、その道が私たちにわかりましょう。」イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。
あなたがたは、もしわたしを知っていたなら、父をも知っていたはずです。しかし、今や、あなたがたは父を知っており、また、すでに父を見たのです。」ピリポはイエスに言った。「主よ。私たちに父を見せてください。そうすれば満足します。」
イエスは彼に言われた。「ピリポ。こんなに長い間あなたがたといっしょにいるのに、あなたはわたしを知らなかったのですか。わたしを見た者は、父を見たのです。」
5)大司教のことば(祈り)
天の父なる神。王の王。主であるいのちを与えるお方。あなたのめぐみにより、人があなたの形に造られました。そうしてあなたの偉大な愛により、イエスキリストにある永遠の命を与えてくださいました。あなたの愛する御子イエスの約束に基づき、私たちの姉妹、エリザベスのたましいをあなたにゆだねます。
姉妹は今、私たちを離れ、あわれみふかいあなたの元へ行きました。永遠の命に蘇ったことを確信します。私たちを助けるために一度死んでよみがえられた方、イエス・キリストはすべての中のすべてです。今、あなたと聖霊の支配の中にあります。栄光が永遠にあなたにありますように。
クリスチャンの魂よ。あなたを創造された全能の父なる神、生きておられる神と、その御子であり、あなたのために苦しんでくださったイエス・キリストの御名によって、あなたの上にそそがれた聖霊、その油注ぎにあって、この世から前にすすんでいきなさい。聖なる人々に加わり、天使と大天使、天の軍勢に守られて、天のエルサレムのあたなの割り当ての地で平安でありますように。
私たちをキリストの愛から引き離すのはだれですか。患難ですか、苦しみですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、剣ですか。・・死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から私たちを引き離すことはできません。(ローマ書8:35、38)
HEAVENLY Father, King of kings, Lord and giver of life, who of thy grace in creation didst form mankind in thine own image, and in thy great love offerest us life eternal in Christ Jesus; claiming the promises of thy most blessed Son, we entrust the soul of Elizabeth, our sister here departed, to thy merciful keeping, in sure and certain hope of the resurrection to eternal life, when Christ shall be all in all; who died and rose again to save us, and now liveth and reigneth with thee and the Holy Spirit, in glory for ever. Amen.
GO forth, O Christian soul, from this world, in the name of God the Father almighty, who created thee; in the name of Jesus Christ, Son of the living God, who suffered for thee; in the name of the Holy Spirit, who was poured out upon thee and anointed thee. In communion with all the blessed saints, and aided by the angels and archangels and all the armies of the heavenly host, may thy portion this day be in peace, and thy dwelling in the heavenly Jerusalem. Amen.
注目の首脳たち
エリザベス女王の葬儀には、イギリスが国交を持っている国は原則すべて招かれた。国交が正常でなく、招かれなかった国は、ロシア、ベラルーシ、ミャンマー、レバノンなど。
北朝鮮とニカラグアは、大使レベルまでとして招かれていた。カトリックのフランシス法皇は、代表を派遣し、自身は参列していなかった。
ロシアと戦闘状態にあるウクライナからは、ゼレンスキー大統領夫人のオレナさんが参列した。
参列した国家元首、首脳他は2000人強であった。相当な大物首脳たちが、バスに乗り合わせて来たり、教会の会堂に、けっこうきちきちに並んで座っている様子は、なんとも不思議なほどであった。
世界のリーダー、アメリカのバイデン大統領夫妻は、なんと、ポーランド大統領夫妻の後ろ、14列目であった。
1)中東から
*イラン、シリア(国交なし)、イラクなど、シーア派関連のところからは来ていなかった。
ヨルダン:アブドラ国王夫妻
クウェート:メシャル・アル・アフマド・アル・サブラ皇太子
モロッコ:モーレイ・ハッサン皇太子
オマーン:スルタン・ハイタム・ビン・タリク・アル・サイード
カタール:エミール・シーカー・タミーム・ビン・ハマド・アル・タニ
サウジアラビア:トゥルキ・ビン・モハンマド・アル・サウード(皇太子ではない)
UAE:シーカー・モハンマド・ビン・ザイード・アル・ナヒヤン(UAE大統領/アブダビ首長)と副大
統領
イスラエル:ヘルツォグ大統領夫妻
エジプト:ムスタファ・メドブリー首相
パレスチナ自治政府:モハンマド・シュタイヤ首相
トルコ:メブルート・カブソグル外相
2)アジアから
日本:徳仁天皇夫妻(同じJから始まる国であるためか、ヨルダン国王夫妻の後ろにおられた)
バングラディシュ:シーカー・ハシナ首相
インド:ドラウパディ・ムルム首相
パキスタン:シャバズ首相
スリランカ:ラニールウィクレメシングシェ大統領
中国:ワン・チーシャン国家副主席
フィジー:フランク・バイニマラマ首相
パプア・ニューギニア:ジェームズ・マラペ首相
サモア:国家元首
シンガポール:ハリマ・ヤコブ大統領
韓国:ユン・ソンニョル大統領
ツバル、ソロモン諸島
石のひとりごと
首脳たちが、その力や立場に関係なく一様に教会の祭壇に向かって座っている。イスラエルとパレスチナ自治政府、アラブ諸国も一様に、教会に座って、みことば、しかもイエス・キリストの福音を聞いている様子、また立って讃美歌を一緒に歌っている様子には、驚きと感動を覚えずにはいられなかった。
さらに世界の半分ぐらいが、その様子を中継で見たという。無論、だれもちゃんときいてなかったかもしれない。しかし、その様子は、まるで終わりの時にむかって、福音が、宣言されたことを象徴するかのようにも見える。
聖書は、まず世界の隅々にまで福音派述べ伝えられ、それから、終わりが来ると言っているのだが、それを象徴するかのようにも見えるのである。となると、日本国民も、天皇と共に、福音を聞いた形である。(あくまでも象徴としての話・・)
前の時代をまさに象徴するような存在、エリザベス女王が天に帰っていった。これから、世界はどうなっていくのだろうか。イギリス連邦国からは、独立を目指す国もあるという。葬儀では、一致した様相ではあったが、世界は今、分断に向かう様相にある。
多くの専門家も言っているように、在位70年のエリザベス女王の逝去と、この驚くべき葬儀は、まさに、次の時代への分岐点になるのだろうと思った。