イスラエルでは、24時間の新規感染者が5523人と、5500人を突破した。12日の検査数4万7509件中の陽性率は10.8%と驚異的な数字を記録している。
これまでの感染者総数は、16万2273人。このうち、今現在、陽性とされる人は、4万689人。入院している人は1000人を突破して、1152人。このうち、重症者は、約半分の533人。140人が人工呼吸器依存である。死者は、昨日11人、一昨日17人で、最新データでは合計1147人となった。
エルサレムのシャアリーツエデック医療センターには、国内で最大のコロナ病棟があるが、すでに受け入れが不可能となったため、一時新たな患者の受け入れを停止したという。
www.jpost.com/israel-news/jerusalem-hospital-says-it-wont-admit-any-more-covid-19-patients-642437
イスラエルでは医療崩壊が懸念されることから、新年祭入りの18日午後から、全国レベルのロックダウンに入ることになっている。しかし、各地の病院が、ぎりぎりになって学校、幼稚園は、予定より1日早く明日17日から閉校に入ることとなった。
www.jpost.com/breaking-news/coronavirus-4973-new-cases-in-the-last-day-642338
しかし、3週間ものロックダウンにイスラエル人が耐えられるとは考えにくく、精神衛生上も、以前のような厳しいロックダウンにはならないとの見通しである。たとえば、軽い運動ができる公園は閉鎖しないなどである。
とはいえ、皆が感染予防を厳格にしなかった場合、第1波のニューヨークになり、病院で治療を受けられない人々が、路上で死ぬことになるといった警告もある。
イスラエルでは、今年に入ってから、孤独死して、だいぶ経ってから発見された人が120人となっている。独居の隣人たちに注意を払うよう、呼びかけられている。
<新年の前に食料配布>
レケットイスラエルという組織はイスラエル最大のフードバンクで、年間3万7000人のボランティアと、200以上のNPOから、余剰食料などを引き取って、配布する働きをしている。しかしコロナ禍で、余剰食料がなくなってしまった。
このため、レケットイスラエルには、裕福な人々が献金して、貧しいホロコースト生存者を含む35万世帯に、新年用の食料が配布されたとのこと。
執筆中