新型コロナの感染は、拡大を続けている。世界でもっとも被害が大きいアメリカでは、側近24時間で5万9400人が感染とこれまでの最多を記録。感染者数の累計では、300万人を超えた。現時点で症状の出ている人は、163万1391人。死者は、毎日900人前後で、累計は、13万4000人を超えた。
なお、世界の感染者数は、加速しながら増えており、9日朝、1217万人以上、死者は、55万人を超えた。
アメリカで感染者数が多いのだが、トランプ大統領は、8日、WHO(世界保健機構)から、アメリカは撤退するとの正式な表明を提出した。これについては、実施は1年後となっており、11月の大統領選挙で、もしトランプ大統領が落選してバイデン氏になった場合は、この表明は取り消すとのことである。
トランプ大統領は、WHOが、中国のいいなりになっているとして、これを脱退し、今後は、独自の形で世界の保健衛生に貢献すると言っていたのであった。
www.nytimes.com/2020/07/07/us/politics/coronavirus-trump-who.html
また、外国人留学生について、オンライン学習だけならビザは出さないというなど、衝撃的な動きが続いている。
<低下するトランプ大統領の支持率>
トランプ大統領の支持率は、低下傾向にある。5月49%、6月39%、7月38%で、2019年に一時政府を者とダウンした時以来の低さだという。コロナ危機に加えて、人種差別問題、さらには、ボルトン元大統領補佐官の暴露本で、大打撃を受けたようである。
一時、トランプ大統領が、もし支持率が改善しないなら、大統領選を降りるなどと、ほのめかしたとの記事があった。トランプ氏は、本当に何をしでかすかわからないので、まったくありえないとは言えないだろう。
<石のひとりごと>
トランプ大統領は、エルサレムをイスラエルの首都と認めて、米大使館をエルサレムに移動したり、ゴラン高原にイスラエルの主権を認めたことから、トランプハイツと名付けられた町まで出現している。福音派副大統領、福音派国務長官に支えられて、これまでになく聖書的な変化をアメリカとイスラエルにもたらしてきた不思議な大統領であった。
彼の出現も没落も、すべて主の手の中にあるが、もしトランプ時代が終わったら、これもまた中東や世界にに大きな変化が来ると思われる。主のみこころが何かは想像もできないが、アメリカがこれまで主に用いられてきた国として、主がどうされるのか、注目される。