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アメリカの壮絶なコロナとの戦い
新型コロナパンデミックによる被害はまだまだ増え続け、12日0時、感染者178万256人、死者は10万8828人となった。この中で、アメリカは、一国だけで感染者51万人を超え、世界の3分の1に近づいている。死者は2万人を超えた。世界の死者の5分の1はアメリカ人である。
しかし、イスラエルと同様、イタリアやスペイン、アメリカでも新しく感染する人の数が減少する傾向にあり、トンネルの向こうに小さな光が見え始めたといった報告もある。トランプ大統領は、当初、最悪24万人死亡するとの見通しを語っていたが、予想より少なくてすみそうだとして、その数を6万人とした。
実際、ニューヨークでは、14万床はいるとして準備を進め、現在1万8500床まで達成している。しかし、緊急に3000床を用意したある病院で、使っているのは、400床で2500床は開いているとのこと。
予想より被害が下回る可能性が見えてきた背景には、予想以上に、市民たちが隔離政策に従ったことがあげられている。しかし、まだ終息にむかったというには早い。今後、重症になっている人が、死亡していくとみられ、死者の数は今後さらに増える予測されている。
人生で最大の決断:トランプ大統領
アメリカでは、現在の非常事態宣言は4月末までとなっている。その後、経済活動の緩和を、どこまで、どのように、そしていつ始めるのかは、トランプ大統領の判断にかかっている。判断を誤れば、感染拡大を再開させ、これまで以上の死者をだしてしまうかもしれない。トランプ大統領は、「これは自分にとって、生涯で最大の決断になる。」と述べた。
www.timesofisrael.com/us-becomes-first-country-with-over-2000-virus-deaths-in-24-hours/
ニューヨークの復活祭:Times Square Church
明日12日は、アメリカにとっては、クリスマスについで大きな例祭、復活祭(イースター)である。
通常なら、家族が集まって教会に行き、イースターのウサギや卵で大にぎわいの時期である。この日、死からのよみがえりを祝うはずの教会は、外出制限のため、からっぽで、逆に棺桶がずらっと並んでいる教会もある。
犠牲者は、ヒスパニックや黒人たちが多いことがわかってきた。ホームレスの人々については、死亡しても家族に連絡がつかないため、集団で棺桶を並べて埋める様子も伝えられている。この仕事のために、特に雇われたいるとのことである。
また、病院ではなく、通りや家の中で死んだ人は、死者数に入っていないという。まだ発見されずに自宅で死んでいる人もあるはずで、発表されている死者数に加えて、1日に100人から200人が、死んでいる可能性は大いにあると、クオモ州知事は語っている。
ニューヨーク・マンハッタンにあるタイムズ・スクエア・チャーチでは、オンライ礼拝が続く。火曜のオンライン祈り会では、ギターで賛美を導く兄弟が、「今朝、私の叔父が召されました。」と言って、賛美を始めるなど、教会員の中にも悲痛な経験をしている人がいる。
教会では、オンライン礼拝と祈り会の他、小さいグループに加わり、ズームでつながるというプログラムを続けている。カーター・コンロン牧師の「キッチンからのメッセージ(3分)」もほぼ毎日届き、土曜日には、明日の礼拝の案内他が来る。悲惨な中にも、教会は倒れていない。*以下のサイトで、復活祭礼拝に参加できる。(12日朝10時・日本時間午後11時)
tsc.groupvitals.com/groupFinder
嵐の中で主の声を聞く (5日、パームサンデーメッセージ):カーター・コンロン牧師
先週5日、パームサンデーの日、コンロン牧師は、世界は、大きな転換期にあるという認識から、使徒の働き27章を中心に、「嵐の中で主の声を聞く」というメッセージを語った。以下はその概略。今、これまでにもまして、嵐の中で静まり、それぞれが主の声を聞くようにすすめる。
同時に、ネットの向こうにいる、まだ救われていない人を救いに導くメッセージを熱く語った。
1)突然やってきた、期待を裏切るいまだかつて経験したことのない暗闇(マタイ21:7−10)
イエスが、エルサレム入りした時、人々は、メシアが到来したと信じて、ろばに乗ってやってきたイエスを大喜びで迎えた。その数日後、イエスは犯罪人として逮捕される。このショックは想像を超える。突然奈落に突き落とされるという今の私たちには想像できるのではないか。
2)主の声を聞かなかった人々が嵐の故に聞くようになった。(使徒の働き27章)
主の声を代弁していたパウロの声を聞かず、船乗り(専門家)のいうことを信じて、大嵐い船が巻き込まれる。私たちは、主の声より、自分の判断を信じている。今、前代未聞、まったく未知の大嵐で、人々はパウロの声を聞くようになった。
3)癒しの奇跡、リバイバルが始まった(使徒の働き28章)
嵐の中で、物理的な船は完全に破壊されたが、命は守られた。パウロたちは、マルタと呼ばれる島に到着する。その時、焚き火をするパウロをサタンは殺そうとしたが、パウロは奇跡的にそれをふりほどいた。癒しの奇跡がはじまり、リバイバルが拡大していった。
前代未聞の大嵐で、私たちも物理的なものは全て失うかもしれない。しかし、私たちは主の軍勢に取り囲まれており、本当は安全である。
今、世に、悲観的な声、根拠のない楽観論など、ありとあらゆる情報が飛び交っている。今こそ、私たちは、主の前に静まって、それぞれが主の声を聞かなければならない。確かな主の声を聞き、世に示していく時だ。必ず、この嵐の中で、主の声に耳を傾ける人が起こされてくるはずだ。
コンロン牧師自身は、10月に大きなリバイバル集会での奉仕が決まっており、主から、この働きは必ず実現すると示されているという。だからもうその準備をしているとのこと。それぞれが、主の声を聞いてほしいとコンロン牧師は語る。必ず、この苦難ののちに、立ち上がる時がくるからである。
石のひとりごと:嵐の中で主の声を具体的に聞く
これはある意味、昨日シェアさせていただいたみことばにと関連する。ヨシュアたちが、ヨルダン川をわたって、いよいよ約束の地、まったく新しいエリアに入る時には、主の箱から少し離れて、箱がどちらに向くのかを見極めてからそのうしろをついていけという指示を受けていた。
日本は、これから大嵐に入っていく様相だ。しかし、主こそ、コロナの上にも支配を置いておられるお方である。パウロに語られたように、主は、耳を傾ける者には、具体的に語ってくださる。
筆者でいうなら、この秋には、イスラエルでのガイドが再開できる・・?いや、ちょっと信じがたい感じだが・・
こうした中、昨日家を整理していたら3つの教会からいただいたみことばの額がでてきた。タイムリーなので、主からのみことばと受け取った。
(那覇バプテスト教会献堂式記念)
神が私たちに与えてくださったものは、おくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みの霊です。(第二テモテ1:7−8)
(加古川バプテスト教会)
強くあれ。雄々しくあれ。おののいてはならない。あなたの神、主があなたの行くところ、どこにでもあなたと共にあるからである。(ヨシュア記1:9)
(関西ハレルヤチャペル)
わたしはすぐに来る。アーメン。主イエスよ、来てください!(黙示録22:20)
ともかくも、毎日あふれかえる情報に流されず、自分の願い事だけで終わらず、主の声に耳を傾けて、具体的にそれぞれに語られる主の声を聞く習慣と訓練ーつまりは主との深い関係ーを深めていこうと思う。そうして、その声が聞こえたら、即動けるようにと祈る。