3月最後の悪天候 2019.4.1

イスラエルでは、今年、雨季とはいえ、異常に雨が降り続けた。今週末も、全国的に雨で、時にひょうとなり、時々突風も吹いている。雨と雲と習慣的な晴れと、非常に気まぐれな難しい天気である。

こうした中、南端エイラットでは、大きな椰子の木が、根こそぎ倒れて、ヨルダン人労働者2人(20歳代)が即死。もう2人も軽傷を負った。テルアビブ地域の町ギバタイムでは、道路に穴が出現し、一時道路が閉鎖される騒ぎとなった。

www.timesofisrael.com/2-jordanian-men-crushed-to-death-in-eilat-by-tree-uprooted-by-wind/

しかし、ガリラヤ湖の水位は、また4.5センチ上昇。現在、通常とされる水位まで、3.3センチにまでせまった。今年の雨季だけで、ガリラヤ湖の水位は257センチも上昇したことになる。

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5487123,00.html

<イランで鉄砲水:45人死亡>

イランでは先週から続く大雨で、イラン北部などで鉄砲水が発生。少なくとも45人が死亡した。また広範囲で洪水となっているため、非常事態宣言が出されている。

イランでは、まだ雨が続くみこみで、ロイターによると、南西部の原油施設のあるクゼスタン地域では、川の氾濫が懸念されるとして、56の村に避難指示が出されている。

この5日間で、この地域のダムへ30億立方メートルの雨水が流れ込むとみられ、18億立方メートルを排出しないとダムは決壊することになる。

www.reuters.com/article/us-iran-floods/iran-calls-emergency-in-flood-threatened-southwest-province-idUSKCN1RB0F3

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。