3月17日の選挙に向けて、国内では、準備が始まっている。今回、選挙名簿を提出して受理された政党は26。有権者588万人は、この中から1党を選んで投票することになる。
選挙管理センターでは、投票箱や投票用紙の準備が行われている。箱は以外にも段ボールばこ。全国で11500カ所に投票会場が設置される。選挙関連で特別に雇用される人の数は最高5万人になるという。
*選挙管理センターの取材の様子は今週末以降、CGNTVオリーブ山便りでみられます。
japan.cgntv.net/newsub.asp?pid=2751&gubun=0309
町では、次期政権への要望として、テルアビブでは、住宅価格の高騰に対策をとってもらいたいという意思表示をするためのデモ・テント村が出現した。
イスラエルの住宅価格は日本以上となり、若い夫婦が家を買う事はもはや不可能だと言われるほとどである。:http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4630157,00.html
こうしたテント村デモは前回の選挙前にも現れ、結果、内政重視の未来がある党(ラピード党首)が最多数議席を獲得した。しかし、ラピード党首もこの2年で大きな実績を残すことができず、ネタニヤフ首相に財務相解任を言い渡された事もあり、今回は大幅に議席を失うとみられる。
今のところ、ネタニヤフ首相のリクード党(右派系)と、”シオニスト陣営”と自称する労働党・ハツナ党の合併政党が、非常な接戦となっている。
そのような中で、ネタニヤフ首相が華々しく米議会の招きを受けての演説を行ったわけで、状況はどうであれ、「やはり首相にはネタニヤフしかない。」という印象をもたらしたことは否定できないようである。
テレビでは党首討論会が行われたが、肝心のリクードとシオニスト陣営が参加を拒否したため、トップ2党会談も検討中という。