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イスラエルと西岸地区テロ組織の衝突・過激右派ユダヤ人入植者の暴力
ヨルダン川西岸地区は、非常に混乱した状況になりつつある。汚職にまみれたパレスチナ自治政府が、弱体化し、ハマスやイスラム聖戦はじめ、あらゆる過激派組織が横行している。それを摘発するイスラエル軍との衝突で、多数が死亡。IDFに逮捕されつづけている。
最近ではドローンによる攻撃や空爆も行われている。多くのテロ組織が拠点をかまえるジェニンでは、1月13日(火)、イスラエル軍は、イスラム聖戦を標的にした空爆を行った。
パレスチナ保健省によると、5人が死亡。2人が負傷したとのこと。
こうした中、それらのテロ組織によるイスラエル人へのテロ事件が、主に西岸地区内で多発しており、先週も、西岸地区入植地在住のイスラエル人3人が死亡した。
以来、過激右派のユダヤ人組織が、もう3回も、復讐だとして、パレスチナ人の村へ放火する事件が発生している。イスラエル治安部隊はこれを無視していると伝えられている。
مستوطنون يضرمون النار في منشأة زراعية ويخطون شعارات عنصرية بالعبرية على جدرانها في قرية أبو فلاح شمال شرقي رام الله بالضفة الغربية المحتلة pic.twitter.com/VFThQotg13
— TRT عربي (@TRTArabi) January 10, 2025
パレスチナ自治政府がハマス非難・テロ組織摘発中
こうした中、妙なことに、パレスチナ自治政府は、「イランのために、ハマスはガザを破壊して、パレスチナ人の利益を犠牲にした。西岸地区で同じことはさせない」として、ハマスの摘発に乗り出している。パレスチナ人同士の戦闘になっており、死者も出ている。
パレスチナテロ組織の多くはジェニンに拠点があるため、自治政府は、ジェニンにも踏み込んでいた。これまでに、280人以上のテロリストを逮捕したとのことであった。
パレスチナ自治政府は、これまで、イスラエルが何度もテロリストの摘発を依頼しても、何もしなかった。
それが今になって、テロ集団の摘発を行っているのは、ガザ停戦後の管理者として信頼できる勢力であることをアピールする狙いがあるとみられている。
国際社会は、ガザが停戦になった後、だれがどのように復興を管理していくかについて、パレスチナ自治政府を主なメンバーにするしかないと考えている。しかし、イスラエルはこれに強く反発している。