昨日紹介したダリウス1世の名前が彫り込まれた石片が、テル・ラキシュで、みつかったとお伝えした件。
このニュースが出るや否や、この石片は昨年夏に、ラキシュに調査に来ていた外国の調査隊が、人工的にダリウス1世の名前を掘り込んだものであったことが判明した。
それによると、その調査隊の女性指導者が、学生たちに、古代アラム語で、「ダリウス1世の24年」と掘り込んで見せたものであったという。女性隊員は、それをあやまって、そのままそこに置いてきたとのことであった。
そんな紛らわしいものを、発掘現場に置き忘れることは、絶対にしてはならないことである。考古学庁では、外国の調査隊の受け入れやルールについての見直しをするとのこと。
しかし、石片は、ギデオン・アブニ教授ら、考古学庁のエキスパートが調査した上で、本物だと発表されていたわけである。考古学庁のアブニ教授は、この誤認の責任を負うとしている。
しかし、こうなると、他の考古学的な遺跡にも若干、疑いが出てくるというものである。。
www.timesofisrael.com/antiquities-authority-ancient-shard-with-darius-inscription-is-not-authentic/
www.jpost.com/archaeology/article-733292
このニュースは、全世界にファンファーレとともにニュースとして流された。オリーブ山通信でも報じたので、どうしたものかと思う。とりあえず、前の記事は撤去させていただいた。