新規感染者は、先週、ロックダウン直前、24時間で最大9015人の感染を記録したが、その2日後には7024人、その翌日は2576人、さらに4日は、1064人とロックダウンの効果かと思われる傾向がある。感染者数だけでなく、陽性率も10.3%にまで減少している。
一方で、重症者は急増しており、1日は810人であったものが、4日には900人となった。人工呼吸器を必要とする人は215人となっている。イスラエルの病院が、治療できる重症者は、800人が上限であるため、ハイファのランバンホスピタルにある地下駐車場病棟が稼働を開始している。
重症者が増えるということは、死者も増えるということである。3日は49人、4日は37人で、死者の合計は、5日の時点で1719人と急増を続けている。(World meter) この人々が、どのように葬られているのか、葬式は、墓地は間に合っているのかなどは報じられていないとして、本当に悲惨な状況は、報じられていないとの指摘もあがっている。
*病院で戦っている医療従事者たちの写真
www.timesofisrael.com/faces-from-the-frontlines-photographer-at-hospital-captures-covid-19-angels/
こうした中、イスラエル経済は、さらなる打撃を受けており、2回目のロックダウン以来、新たに失業保険の申請をした人は20万人で、今現在、収入源を失った人は、約94万人、イスラエルの全労働人口の4分の1が働いていないという事態になっている。
感染者数が減少していることを受け、カッツ財務省は、もう経済活動再開の話をはじめているが、ネタニヤフ首相は、これを拒否したとのこと。10月からの学校の再開も今の所、まだ行われない見通しである。
第二が、ここまで悪化したのは、ネタニヤフ首相が、第一波が終わった時に、経済の再開を焦ったことが原因と言われており、ネタニヤフ首相自身もこれを認めているからである。
www.timesofisrael.com/cautious-netanyahu-resists-pressure-to-lift-virus-restrictions-quickly/
<ワクチンか新治療法か>
イスラエルでは、ワクチンが用意できるまでには、まだ時間がかかると言われている。治療薬としてはデムレシビルなど様々な既存の薬で効果があると見られるものが使われている。
エルサレムのハダッサホスピタルでは、その一つに数えられる薬、アロセトラを重症の5人に投与して、効果があったと報告した。5人は、末期症状とみられるサイトカインストーム(過剰免疫)にまで至っていたところで、この薬を使ったところ、速やかに回復。無事退院まで持ち込んだという。退院時の5人は元気で、コロナも陰性だという。
アロセトラは、セプシス(敗血症)の患者10人が投与を受け、効果が報告されている。
www.jpost.com/israel-news/5-patients-leave-hadassah-coronavirus-free-after-clinical-trial-644071