増加続くイスラエル人口:約20万人増えて979万5000人 2023.9.16

15日新年に生まれた子供を抱くレイチェル・ドタンさん イスラエルのSHEBA MEDICAL CENTER

イスラエル総人口979万5000人

新年を迎えたイスラエル。前年1年で、生まれた新生児は、17万2000人。海外からの移住者は6万6000人。死者数が4万8000人(死因は最大の22.8%が癌で、12.6%が心疾患。9.5%はコロナによる死亡)。

全体として、約19万4000人増え、979万5000人となった。人口増加率は2%で、この調子で行くと、来年2024年には、1000万人を超え、2048年には1500万人を超えるとの見通しになった。

全人口のうち、ユダヤ人は718万1000人(73%)、アラブ人は206万5000人(21%)、それ以外が54万9000人(6%)となっている。

世帯ごとの平均月収は、1万6649シェケル(63万2662円)で、毎月の支出平均は1万5122シェケル(57万4636円)。

あくまで平均なので、実際を反映しているようには見えないが、物価高で、支出額もはんぱないということは確かなようである。

www.timesofisrael.com/israeli-population-numbers-9-795-million-on-rosh-hashanah-eve/

世界のユダヤ人人口

全世界のユダヤ人の数は、1570万人。その46%がイスラエル在住で、まだ半分以上にあたる約850万人は、イスラエル以外に住んでいるということである。その大部分にあたる630万人はアメリカ在住である。

エルサレムポストによると、イスラエルの法律により、ユダヤ人として帰還が認められると考えられる人は、1800万人。このうち50万人は、イスラエル人としての移住手続きを終えているのに、まだ移住していない人が50万人いる。こういう人は、戦争や自然災害などに後押しされて、イスラエルに来ることのなるのだろう。

アメリカに次いでユダヤ人が多く住む国は、フランス(44万人)、カナダ(39万8000人)、イギリス(31万2000人)などとなっている。

www.jpost.com/diaspora/article-759199

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。