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ゼレンスキー大統領:ウクライナの問題は世界の問題
ゼレンスキー大統領は、19日、初めて対面での出席となった国連総会のスピーチで、ロシアがウクライナに対してしていることは、世界への脅威になることを強調した。
まず、核の脅威を世界にもたらしている点を挙げた。兵器だけでなく、核施設(ザポリージャ)で占領などにみる危機的な行為である。また、ウクライナで生産した食料の搬送を阻止して、食糧危機に直面する国々が出ている。ロシアは、食糧を武器に変えた。
次にロシアがウクライナの子供たちを誘拐し、ロシアで、ウクライナを嫌うように教育していると指摘。これはジェノサイド(ウクライナ人絶滅)の行為だと訴えた。これは、国際司法裁判所からも犯罪とされ、プーチン大統領は指名手配になっていると述べた。
ロシアはまたシリアやベラルーシなどの国を取り込み、支配するようになっているとし、ロシアのウクライナへの犯罪は、すなわち、世界全体への脅威になっていくことを強要した。
その上で、国際社会が、今ウクライナで起こっていることを、ウクライナの時点で止めることは、世界にこうした犯罪行為が世界に拡大していくことを押しとどめるチャンスであるとして、世界に一致と協力を訴えた。
アメリカ軍トップ:ウクライナが主権を取り戻すまで支援する
これに対し、アメリカ軍のトップも声明を出し、ウクライナは、代わりに戦ってほしいとはいっていないと強調。私たちは、彼らが、自国の主権を取り戻すまで徹底的に支援し、兵士の訓練を行うと宣言した。これはバイデン大統領も同ことを宣言している。