イスラエルは、相次ぐテロ事件を受けて、関係者逮捕とテロ計画未然摘発を続けている。
西岸地区北部ジェニン近郊で、暴力的な衝突にも発展し、ニュースを見る限り、これまでに少なくともイスラム聖戦関係者などパレスチナ人3人(17歳含む)は死亡している。
また、ヘブロンでは、父祖の墓近くの検問所で、パレスチナ人女性がイスラエル兵を刺そうとして、逆に射殺された。ベツレヘムでは、やはりパレスチナ人女性が、イスラエル兵らに向かって走り込んできたため、射殺された。
必ずしも組織的なものではない個人的とみられる動きも出ており、対策が難しくなってきているもようである。
ヨセフの墓一部破壊:訪問の超正統派男性撃たれる
西岸地区のパレスチナ人地区(A地区)ナブルスには、ヨセフが埋葬された地と信じられている墓がある。ユダヤ教超正統派にとっては、一つの聖地である。
そのヨセフの墓に10日夜、100人ほどのパレスチナ人が入って、その一部を破壊し、建物に火をつけた。この時、イスラエル軍との激しい戦闘になっていた。
#شاهد انطلاق مسيرة غاضبة في مخيم بلاطة بــ #نابلس، تجاه قبر يوسف، نصرة لـ #جنين. pic.twitter.com/4Ypi9meih7
— Newpress | نيو برس (@NewpressPs) April 9, 2022
この後、超正統派男性のグループがイスラエル軍に報告することなく、墓を訪れ、パレスチナ人の射撃を浴びた。2人が負傷(軽傷?)し、グループはあわててイスラエル軍がいる検問所へ逃げて保護されたとのこと。
この先極右ユダヤ人らの動きもまた懸念されるところである。
www.timesofisrael.com/two-hassidic-jews-said-shot-wounded-while-trying-to-reach-west-bank-shrine/