イスラエルでは、先週ハヌカが終わって以来、雨雲がひろがって、時々雨がふる冬型の天候となっていたが、11日から、強い風を伴う雨が断続的に降り続いている。
日本では問題にならないような雨だが、道路事情の悪いイスラエルでは、すでにテルアビブなどあちこちで冠水。通行止めで、主要幹線道路では激しい渋滞となった。
夜になるにつれて気温も急激に下がり、エルサレムでも最低気温0度、最高4度。ヘルモン山やゴラン高原では11日から積雪を記録し、ガリラヤやテルアビブでも一時雪が観測された。
この悪天候は今週末まで続くと予想されている。エルサレムで美しい雪景色の可能性あり。
<イスラエルの暖房事情>
イスラエルには石油によるヒーターはない。一般的なのは、電気によるオイル・ラジエーター。我が家にも一台あるが、これが実際に部屋が暖まるまでに時間がかかる。
まずは石の家の壁を暖まってから部屋が暖まってくるからである。何時間もかかっていったん暖まると、石油ファンヒーターのように乾燥しないので快適だが、北海道やアメリカのように、外は雪、家の中はTシャツとまではいかない。
この暖房事情の悪さは、北米から来た新移民にとっては最初の大きな試練となる。イスラエルにとどまるのか帰るのか・・寒さに負けないでもらいたいものである。