イスラエルは今、果物などの収穫の時期を迎えている。特に危険地域とされるガザ国境周辺やアシュケロン、西岸地区には、農業のキブツが多く、収穫を待てない果物がたわわとなっている。
しかし、農業の担い手となる若い世代が一斉に兵役にいってしまい、収穫の人出がまったく不足する事態になっている。
そこでイスラエルでは、政府、企業、さまざまな民間、慈善団体、ボランティア希望者をつなぐプラットフォーム、「Israel Rise」が立ち上げられた。以下は収穫のボランティアの様子。
Israel Riseは、IDFの市民支援センターが、どこにどんなニーズがあるかを把握し、優先順位を提示して、効果的に資源や人材が、届くようになっている。以下は、避難民を助けるボランティア。
ここで協力するのは、23の政府省庁、259の自治体、54の地方協議会、60万の企業、ハイテク企業、90のイスラエル人による事前団体、450の民間慈善団体、65万人のボランティアである。まさに、国をあげて、国民が協力するというプロジェクトである。
www.jpost.com/israel-news/article-772265
メシアニックの団体であるエルサレムアッセンブリー(メノー・カリシャー牧師)も、兵士たちに必需品を届ける働きを行っている。十分な情報はないが、他のグループも同様の働きをしている。
メノー牧師の息子のダニエルさんは、南部国境に、娘のロニットさんは、北部国境で従軍している。メシアニックの若者達もほとんどが従軍している。
石のひとりごと
今年、イスラエルの独立記念日の式典で実感したことはまさにこれであった。ユダヤ人たちは、だれであれ、痛みを共有することで、一致する。
世界中に憎まれても、この一致があれば、生きていけるのだろう。イスラエル人の幸福度は今年世界第4位。まさに他に類のない人々、国だと思う。