ロシアがウクライナに侵攻を開始してから、1年が来ようとしている。ニュースで報じられているように、ドイツやアメリカなどが、最新型戦車を多数ウクライナに供与することが決まり、ますます見通しは暗く、不透明になっている。
アウシュビッツ解放を記念するのが、国際ホロコースト記念日なのだが、アウシュビッツを解放したのは、旧ソ連軍であった。このため、アウシュビッツでの記念式典には、必ず、ロシアも出席している。しかし、今年、アウシュビッツでの記念には、ロシアは招かれざる客になりそうである。
そうした中、プーチン大統領は、この日を記念して、モスクワに駐留するユダヤ教チーフラビのベレル・ラザール氏と、アレクサンダー・バラダ氏を、クレムリンに招いたとエルサレムポストが伝えている。
ラビ・ラザールは、「我々はだれもが皆、神の子供なので、だれも苦しむのを見たくない」と述べ、平和の回復を示唆する発言をしたとのこと。
対するプーチン大統領は、ホロコースト犠牲者の大多数は、旧ソ連の人々であったので、その痛みは共有していると語った。またロシアは、このようなことが二度とおこらないようにと考えていると語ったとのこと。