4月のラマダンを前に、3つの深刻なテロで11人を失ったイスラエル。非常な治安維持体制と、西岸地区でのテログループ摘発を続けている。これまでに、西岸地区で、数十件の家に捜索に入り、テロ関係容疑者207人を逮捕。ISに関係するとみられる人物400人を特定したとのこと。
ベネット首相のよると、こうした対策により、5日の時点で、少なくとも15件のテロ事件を未然に防いだとみられ、その後、市内での大きなテロは発生していない。
しかし、それで安堵はできない。エルサレムポストによると、イスラエルが、国内アラブ人地域への武器搬入を厳しくとりしまらなかったため、だいたい25万丁もの銃や武器が、アラブ人地域にあるとみられている。
これらが、アラブ人同士の紛争に使われているのだが、それが、ISなど政治的な紛争にも使われる可能性が出てきている。イスラエル警察と治安部隊は、今本格的にこの問題に取り組んで行かなければならないと言われている。
www.jpost.com/israel-news/article-703333
東エルサレム旧市街のダマスカス門では、ラマダンが始まってからずっと、パレスチナ人と治安部隊との衝突が続いている。2、3日で合わせて14人、4日は9人、5日も6人のパレスチナ人が、警察に石や火炎瓶をなげつけたなどで逮捕された。