イエメンにいるイラン傀儡のフーシ派(シーア派イスラム過激派組織)は、イスラエルに対して攻撃を堂々と宣言。エイラットに向けて、弾道ミサイルやドローンを発射し続けている。この攻撃については、イスラエルだけでなく、アメリカもこれを迎撃するなどして巻き込まれつつあり、危険な様相になっている。
そのフーシ派は、紅海と航海するイスラエル船籍を攻撃すると脅迫していたが、その数日後に、トルコからインドに向かっていた、バハマ船籍輸送船ギャラクシーリーダーが、フーシ派によって拿捕された。以下はその時の様子。ヘリコプターと10人ほどの戦闘員で、船を乗っ取っている。動きはイランスタイルだという。まるで映画である。
החות'ים בתימן מציגים: כך השתלטנו אתמול בים סוף על "הספינה הישראלית" pic.twitter.com/aCiz4V6Bvp
— roi kais • روعي كايس • רועי קייס (@kaisos1987) November 20, 2023
船は、フーシ派によって、イエメンのホデイダ港へ連れて行かれた。その際、旗は、パレスチナとイエメンの旗に取り替えられていた。
乗組員は、ブルガリアやフィリピンなど、様々な国籍を持つ25人。拿捕された時点で積荷はなく、日本人もイスラエル人も乗船していなかった。
非常にややこしいことに船はイギリスの旗印で、日本郵船がチャーターしていた。しかし船の所有者はイスラエル人ビジネスマンと関連があるとのことである。
船は日本がチャーターしていたので、上川外相が、フーシ派とコミュニケーションをとっているという。また、上川外相は、サウジアラビアやオマーン、イランにも船と乗組員の早期釈放を要請しているとTimes of Israelは伝えている。
スエズ運河から紅海と通るこの航路は、世界中の船が航海する航路で、今後、フーシ派による脅威が、世界の海運に影響を及ぼす可能性が懸念されている。