ヒズボラ反撃ロケット弾55発:イスラエルはドローンでヒズボラ司令官暗殺 2024.8.17

Credit: Avi Ohayon/Reuters

17日、イスラエルが、南レバノン、ナバテヤ地域でヒズボラの武器庫など、関連施設を攻撃し、10人が死亡したことから、ヒズボラの反撃が懸念されていた。

その数時間後、ヒズボラがはガリラヤ北部に向かってロケット弾55発を発射。

ほとんどは迎撃したが、空き地に着弾したものもあり、10カ所で野火が発生。イスラエルは消火に追われた。

攻撃された地域は、国境からわずか10キロの地域を含め、住民は避難している地域であったため、市民に被害は出なかった。しかし、国境からレバノンが見える、ミスガブ・アムでは、兵士2人が負傷した。

www.timesofisrael.com/at-least-said-10-killed-in-southern-lebanon-as-idf-targets-hezbollah-arms-depot/

ヒズボラは、この地域を攻撃したことを認めている。しかし、10人を殺されたことを考えれば、それほど大規模な攻撃ではなかったといえる。

この後、イスラエルは、レバノンのタイヤで、ドローンによるピンポイント攻撃を行い、バイクにのっていたヒズボラのラドワン部隊のエリート司令官フセイン・イブラヒム・カッサブを暗殺した。

その後、レバノンからはまたロケット弾が発射され、イスラエルもレバノン領内でのヒズボラ関連地点への空爆を行っている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。