29日、西岸地区ベツレヘム南部の町トゥクで、イスラエル兵たちが、投石していたパレスチナ人の捜索中に、訪問した家の7歳の少年、ライアン・スレイマン君が突然死亡した。
病院から、葬儀に向けて運び出されるライアン君の遺体を前に、100人以上のパレスチナ人たちが、イスラエルによるものだと怒りに燃え、これからも戦うと怒りに燃えて叫ぶ様子が伝えられた。以下はトルコのメディアによる報道。
調べによると、イスラエル軍は、付近でイスラエル人の車に投石していたパレスチナ人2人を追って、スレイマンさんの家にたどり着いたという。実際に石をなげていたのは、ライアン君の兄たち(8歳、10歳)とみられる。イスラエル軍によると、兵士らは、静かに家の前に立って、投石しないよう警告しただけだったという。
しかし、ライアン君の父親によると、イスラエル軍兵士たちは、脅迫的な言い方で、透析した子供を出せと命じ、銃口を子供にむけて脅したとのこと。病院によると、ライアン君は、その時の恐怖で、心臓発作を起こしたとみられている。
死亡したのが、7歳の幼児であっただけに、パレスチナ人の怒りは相当なものである。パレスチナ問題が、だんだん深刻になりつつあり、アメリカも、イスラエルに懸念を伝えてきている。