ガザ地区(人口200万人)では、医療体制が不十分であることも原因し、コロナ感染が制御不能にまで拡大している可能性がある。
感染急拡大は11月からで、12月1日の記事によると、24時間の感染者は815人。有症者は、9627人で、入院しているのは325人。人工呼吸器依存者は132人。死者は111人で、1日に9人死亡の日もあった。重症病棟は87%稼働しているとのこと。
ガザでもやはり、医療従事者と政治を担当するハマスの間で論争になっており、対処が遅れが指摘されている。以下は9月の様相だが、すでに、ハマスが、暴力も使って感染者を制御しようとしている様子が伝えられている。
以下は10月6日
こうした中、ハマス指導者ヤヒヤ・シンワルがコロナに感染したことがわかった。自覚症状はなく、日々の仕事は続けているとのこと。
<イスラエルのアラブ人医師団がガザへ入って医療支援>
イスラエルにとって、西岸地区、ガザ地区でコロナの感染が拡大することは、決して他人事ではない。3日、イスラエルから、アラブ系イスラエル人の様々な専門分野の医師たち12人のチームがガザに入り、医療支援を行った。
具体的には、パレスチナ人医師たちへの指導や、手術など。また、治療薬、医療機器の搬入。ガザ南部のカン・ユニスにモバイル型の移動病院を設立。こちらは、コロナ患者ではなく、重篤な基礎疾患の患者の受付を行った。
このチームはガザで2日間滞在して、治療にあたったとのこと。これらの活動はすべてボランティアとのこと。
www.timesofisrael.com/israeli-medical-delegation-heads-to-gaza-to-provide-essential-care/