ハマスがテルアビブ方面へロケット弾3発発射:市内に破片落下も物損・負傷者もなし 2025.3.20

רסיס רקטה שאותר בראשון לציון | צילום: דוברות עיריית ראשון לציון

3月20日(木)早朝に、テルアビブからエルサレムとイスラエル中央地域に向けて、フーシ派のミサイルが発射されたが、その数時間後、テルアビブ周辺で再びサイレンが鳴った。

今度はガザからハマスが発射した中距離ロケット弾3発だった。

1発は迎撃したが、2発は、空き地に着弾した。リション・レチオン(人口26万人)では、破片が4か所に落下したが、幸い負傷者も建物への被害も発生しなかった。

ハマスは、「シオニストが市民を虐殺しているからだ」と犯行声明を出した。これを受けて、イスラエルはその発射地周辺を攻撃するとして、そこにいる避難民たちに避難指示を出した。

イスラエル軍は、激しい空爆に続いて、地上軍が、ガザへ進軍しており、これまでに、ガザを南北に分ける、ネツァリム回廊を支配下においた。死者は500人を超えている。

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なお、エルサレムを含むイスラエル中央では、夕方6時過ぎにもまたサイレンが鳴った。被害が出なかったせいか、ハマスなのか、フーシ派なのかすらメディアには出ていない。

以下はエルサレムでのサイレンの様子。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。