先週15日、突然意識障害を起こして緊急入院したネタニヤフ首相。軽い脱水と報じられていたが、実際には、心臓に房室ブロックによる徐脈があったことから、心臓カテーテル検査も行われていた。
その後の報道によると、ネタニヤフ首相は以前から、一過性の房室ブロックによる徐脈の既往があったという。このため、週明けの退院時には、24時間心電図モニターを設置しての退院となっていた。
24時間モニター検査の結果、ネタニヤフ首相の心臓は、80回も停止しており、最長は12秒も停止していたという。このため、シェバ医療センターの医師たちは日曜朝、緊急にネタニヤフ首相にペースメーカーを埋め込む手術を実施した。
ペースメーカーは、徐脈になったときに、刺激を与えて心臓を動かす機能を持つ。皮下に埋め込まれており、そのまま何年も機能するので、仕事に支障はないとみられている。ネタニヤフ首相は、この月曜、火曜に行われる司法制度改革法案の審議には、出席する予定である。
以下は、ペースメーカー設置後に国民に無事を報告するネタニヤフ首相
なお、ネタニヤフ首相は、手術中に麻酔をかけられている間の首相代理として、レビン法相を指名していた。司法制度改革の方針を最初に打ち出した人物である。