後藤さんが殺害されたとのニュースはイスラエルでも一時トップニュースだった。
今回の一連の出来事は、安倍首相が、イスラエルを訪問していた最中に発生した。ネタニヤフ首相は、安倍首相に対し、日本国民2人が犠牲となったことへの追悼の手紙を出した。「友へ」と冒頭に自筆で書いてある。(添付資料)
テロで何人もの国民を失っているネタニヤフ首相には安倍首相の心中を察することができるのではないかと思う。
<石のひとりごと>
イスラエルの報道を見ていると、後藤さんに関する報道がなされるときには、「何があっても、私の責任です。シリアの人々を責めないでください。」と最後のビデオで後藤さんが伝えたメッセージも毎回、伝えている。
日本人として、クリスチャンとして、後藤さんを誇りに思う。
また、危険と知りつつ、心配しつつ、これまで毎回、彼を送り出して来られたご家族に心からの敬意をもって、主が今、特別に支え続けてくださるようにと祈るばかりである。
身代金に関しては交渉をしなかったという日本政府。このような中にあってもヨルダン政府に協力への謝意を述べ、今後も中東への支援は続けると言い切る安倍首相。日本政府が強く対処してくれていることも心強く思う。
今後、日本がこれまでに経験してこなかった新しい、そしてかなり難しい局面を、安倍首相が、日本らしく、強く対処できるよう、心から応援したい。
なお、外務省からは、今日、国外にいる日本人に一斉に注意喚起が出された。シリアには、まだ朝日新聞の記者がいるらしい。トルコや、ヨルダンで取材を続ける記者たちの安全を覚えてとりなしをお願いしたい。