トルコ・シリアで発生した大震災から1週間経った13日時点で、確認された犠牲者は、トルコ、シリア合わせて3万4000人を超えた。まだまだ増えそうである。
イスラエル軍は、トルコ側被災地のカフラマンマラシュに、野外病院(スタッフ450人)を設立。10日の時点ですでに180人の医療ケアを実施した。その中には、シリア難民の被災者も含まれていた。その中には、両親はすでに死亡が確認された4歳のシリア人の子供もいたという。
しかし、被災地が、内戦にあるシリア(イラン背景)との国境に近いことに加えて、被災地では、強盗、誘拐と脅迫などの治安悪化が、急激にすすんでいるという。これを受けて、同地域で、救援(救出)活動を行っていた民間のボランティア組織、ユナイテッド・ハズバラの40人は、帰国することが決まった。
また、続いて、オリーブの枝作戦で、捜索活動にあたっていたイスラエル軍150人も帰国した。イスラエルの救出隊が、瓦礫の下から助けた被災者は19人であった。
イスラエル軍の野外病院の活動については、このまま活動を続けるという。隊員たちの中には、女性たちも多くいる。安全のためにとりなしを。
イスラエル支援で日本でも活動を行っているブリッジス・フォー・ピースは、トルコで活動するイスラエルの医療部隊への支援を開始している。非常に寒い現地で働く隊員たちに、温かいダウンのジャケットを送ったとのこと。