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突然のシンクホール(陥没穴)に吸い込まれた車
14日(土)、安息日の朝、テルアビブに近いホッド・ハシャロンのハガニームストリートで、道路に、突然開いた大きな穴、シンクホールに車1台がまるごと吸い込まれた。運転していたハイム・ボーロンさん(70)は直前に脱出して無事だった。
ハイムさんによると、道路上の50センチほど先に小さな穴があり、そこから水が噴き出しているのが見えた。怖くなってエンジンを止めたが、その瞬間に穴が大きくなって車の前輪が吸い込まれたため、あわてて脱出した。次の瞬間に車全体が見えなくなった。
すべては一瞬の出来事だった。脱出できたのは、まさに奇跡でしかなかったとハイムさんは語っている。
ホッド・ハシャロンでは、昨年11月にも、ビルの合間の駐車場でシンクホールの報告があった。同じ月、テルアビブで2つのシンクホールがみつかっていた。これに先立つ9月には、やはりテルアビブのアヤロンハイウエイの路上にシンクホールがみつかり、付近の出口は2週間閉鎖された。
その前には、カルメイ・ヨセフ(同じくテルアビブ周辺地域)で、プールの底にシンクホールが発生し、男性一人が吸い込まれて死亡している。
www.timesofisrael.com/sinkhole-opens-up-in-hod-hasharon-damaging-car-that-was-pulled-in/
アメリカでもシンクホール:車2台吸い込まれる
カリフォルニア州では、旱魃が続いていたが、昨年末から断続的な大雨と嵐が続き、洪水や木が倒れるなど、さまざまな被害で、これまでに19人が死亡している。カリフォルニア州では、今も7万5000人が避難命令の下にあり、2万3000人が停電のままである。
www.nytimes.com/live/2023/01/14/us/california-weather-storms-forecast
こうした中、カリフォルニア州、ロサンジェルスのチャッツワースの道路上に、直径15メートル、深さ9メートルに及ぶ巨大なシンクホールが発生。車2台が吸い込まれた。車に乗っていた女性2人は、レスキュー隊が大変なリスクの中で、救出に成功している。
同じような陥没現象は、サンタ・バーバラでも発生し、家屋が被害を受けたほか、オークランド動物園でも被害があり、来月まで閉園となった。
アメリカで発生しているシンクホールは、ほとんどが自然発生だが、カリフォルニア州の岩盤は頑強なので、これまで地震以外での地盤沈下はなかったという。あまりの大雨で何かが変わった可能性があるとのこと。古くなっているインフラ設備にも問題があるかもしれない。ふk
www.nytimes.com/2023/01/14/us/california-storms-sinkholes.html
ヒマラヤの地盤沈下で住宅に亀裂:住民避難
インドのヒマラヤ地方の町、ジョシマト(人口2万人・海抜1800メートル)では、地盤沈下により、600軒もの家屋に深刻な亀裂が入り、少なくとも60世帯の住民たちが避難を余儀なくされている。
原因は、地震が頻発している地域であることと、温暖化で氷河が溶けたことなどもあげられている。また、付近で行われている水力発電所の工事や、大規模な道路工事が原因である可能性もあるとのこと。
www.jiji.com/jc/article?k=20230112043973a&g=afp
石のひとりごと
人間は政治的なことで争っているが、その間にも、地球は老朽化して変動が始まっているのに加えて、人間が作った設備の老朽化も避けられなくなっているようである。
しかし・・シンクホールは、いつどこで発生するかもわからないので、恐ろしい現象だ。
いろいろな側面から、人間の限界が示されているのではないか。天地創造の神に今こそ目を向ける時ではないだろうか。