シリア難民100万人突破:地域で難民なしはイスラエルのみ 2013.3.7

周辺諸国に非難するシリア難民は、一日平均7000-8000人となり、とうとう100万人を超えた。国連によると、難民の半数は11才以下の子供だという。(データ:ニューヨークタイムス)

避難先は最大がレバノンで33万人(人口が10%増加)。ヨルダン32万人。トルコは、難民キャンプ17カ所を設立するなど、すでに558億円相当を出費している。

トルコ18万5000人、イラク10万5000人人。エジプトにも4万3500人、北アフリカ諸国に8000人となった。周辺諸国で難民が流れ込んでいないのはイスラエルのみとなった。

国連が世界諸国に難民資金援助を呼びかけたが、目標額15億ドル(約1400億円)のまだ20%程度だという。

<シリアにどんな解決がありうるか-イスラエルの元米イスラエル大使ダニーアヤロン氏>

もし国際社会が初期段階で効果的に介入していれば、解決の道があったかもしれない。しかし、今ではあまりにも複雑化してしまい、文字通り手がつけられない状態になってしまった。

シリアの混乱が解決するとすれば、アラブ諸国が介入し、アラブ諸国による平和維持軍が駐留するしかないだろうと元米イスラエル大使のダニー・アヤロン氏は語る。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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