シナゴーグでテロ4人死亡:エルサレム 2014.11.18

18日朝、数時間前、エルサレム北部ハル・ノフのシナゴーグ内で銃撃とナイフによるとみられるテロが発生。チャンネル2によると、朝8時(日本時間午後3時)の時点で4人が死亡。9人が重傷となっている。

テロリストは2人で、かけつけた治安部隊に射殺されている。まだ発生して間もないため、テレビでは断続的にニュースを流しているが、情報はまだ若干、錯綜している。先ほどからエルサレム南部記者宅の上空でもさかんに監視のヘリコプターが飛び始めた。

エルサレムでは一昨日、エゲッド・バス会社(イスラエルの会社)の運転手で東エルサレム在住のユーセフ・ハッサン・アル・ラモウニさん(32)が、バスの中で首をつった状態で死亡しているのが発見された。

警察は、解剖の結果、自殺の可能性があると発表したが、パレスチナ人たちは納得していない。昨夜の東エルサレムでの葬儀に遭わせて暴動となり、治安部隊と衝突していた。ハマスは、ユダヤ人に対するテロを行うよう、扇動している。

ユダヤ人とパレスチナ人の憎しみが、復讐心にあおられて、だんだんイスラム教対ユダヤ教の様相になりつつある。これ以上、テロが発生しないよう、また病院で重傷となっている負傷者を覚えてお祈りください。

なお、これに先立ち、ベルギーのシナゴーグでは、ユダヤ人が首を刺されるという事件も発生している。こうしたイスラエルの事件に感化され、海外でもユダヤ人を標的としたテロが発生する可能性がある。こちらもあわせてとりなしを!

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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現地からの緊迫したニュースに注目しています。報道を有難うございます。身辺が守られますようにお祈りいたします。

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