イスラエルでは、今週初めから、ワクチン接種をした人へのグリーン・パスの発行と共に、それを持つ人には、娯楽施設などへの入場が認められるようになった。
しかし、今日、25日夕刻から28日朝まで、プリムの祭りとなる。通常なら、仮装した人々、またユダヤ教では、プリムにはぐでんぐでんに酔うことになっているので、街は大にぎわいになる。昨年は、これが爆発的な感染拡大の要因になったのであった。
政府は、25日、午後8時半から朝5時半までの夜間は、第3派の時のロックダウンに準ずる制限にするとの方針を発表した。すると、テルアビブでは、24日の夜に、つまりは、規制が施行される前日、数百人がカルメル・マーケットや、ロスチャイルド通りにぎゅうぎゅう詰めに集まってプリムのパーティを決行したのであった。
エデルステイン保健相、ネタニヤフ首相は、人々に、今は脱コロナ戦略の4−5段階にきており、4月末には、全面解除できる可能性を示唆しながら、人々に強い口調で、プリム期間中のロックダウンへの協力を呼びかけた。
具体的には、夜8時半から朝5時半まで、外出は、自宅から1000メートル。他者の家でパーティ禁止。直近の家族でのみ祝うこと。シナゴーグでのプリム集会は、屋内10人まで、屋外20人まで。グリーンパスを持っている人に限り、シナゴーグが市に登録している場合に限って、50%の収容数(最大300人)で礼拝が許可される。罰金は500シェケル(1万5000円)
もしパーティや大きな集会をしてい他場合の罰金は、5000から1万シェケルである(15万から30万円)バスの乗車は75%まで。これらを監視するための検問所は全国に250箇所。パトカー2500台がパトロールにあたる。こんなプリムはまさにイスラエル史上初めてである。
*このロックダウンは、アラブ人居住地では適応されない。
www.ynetnews.com/article/BJsTbvHzu
パーティが大好きなイスラエル人には、耐え難い事態であろう。しかし、昼間は出かけてもいいわけであるし、楽しむことは多くある。エルサレム市では、今週いっぱい、屋外でのコンサートなどのイベントをはじめ、仮装大賞を行っているが、写真を募集して、オンラインで優勝者を決めるというイベントも発表されている。すでに面白い仮装がフェイスブックにもいくつかあげられていた。
またエルサレムの古くからの公園にある名物滑り台、リブリン大統領官邸の入り口にもおもしろい仮装が設置された。
As a tribute to Jerusalem's 'Mifletzet' sculpture where generations of the city's kids have grown up, we and Jerusalem Municipality are hosting our own special monster here at Beit HaNasi for Purim.
Come and see how we are dressed up until February 28th. Happy Purim!@Jlm_city pic.twitter.com/IjmGpYPHEY— Reuven Rivlin (@PresidentRuvi) February 23, 2021
2回のワクチン注射、コロナウイルス、そして、ネタニヤフ首相。。さらに面白いものが飛び出してきているだろう。(以下のサイトはJerusalem Dateline のエルサレムからの中継)