ガリラヤ湖のタブハ教会放火 2015.6.20

18日、タブはにあるパンと魚の教会で火事が発生し、教会が大破。修道僧と観光客1人が煙を吸って負傷した。

現場には、ヘブル語で「偶像礼拝者は滅びる」と大きな落書きが残されていたことから、警察はユダヤ教過激派による放火ではないかとみて、捜査をすすめている。

火事現場ビデオ:http://www.jpost.com/Israel-News/Suspected-arson-on-Church-of-the-Multiplication-in-the-Galilee-406418

この教会は、イエスが5000人にパンと魚を食べさせたという奇跡(ルカ9:10-17)を記念するもので、ビザンチン時代の350年(イエスの十字架から350年後)にはすでに教会になっていたと言われている。現在は、カトリックのベネディクト派が管理している。

ビザンチン時代からの美しいモザイク、特にパンと魚のモザイクが有名な教会で、クリスチャンの観光グループのほとんどが、このモザイクを見に来るという観光の名所だった。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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