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エルサレムも無事終了:ハラム・アッシャリフ(神殿の丘)で9万人が祈り
3月7日(金)は、ラマダン最初の金曜祈りの日であった。エルサレムのハラム・アッシャリフ(神殿の丘)にあるアルアクサモスクでは、9万人(イスラム教ワクフ発表の人数)が祈りを捧げた。
通常ならガザや西岸地区からも祈りにくるが、今年は、ガザからの訪問はなし。西岸地区からの入場も、1万人にかぎられていたとの情報がある。それでも、イスラエルに入る検問所には、長い列ができていたとのこと。
また、イスラエルは、治安維持の目的で、アルアクサモスクへの入場は、男性55歳以上、女性50歳以上と12歳以下の子供たちに限っていた。この制限により、アルアクサモスクに入れなかった人は、外の空いているところで祈っていた。この日、エルサレムで警備にあたった治安部隊は3000人だった。
*エルサレム総人口のうち38%、33万人はイスラム教徒である。アルアクサモスクに入れたのは、一部と言える。
ガザ:瓦礫になったモスクで祈り
以下はガザでの最初の金曜の祈りの様子
*本場サウジアラビアのメッカ
以下は本場サウジアラビアのメッカの様子
石のひとりごと
ラマダン最初の金曜日は緊張する日である。しかし、緊張は、旧市街、その中でもダマスカス門周辺と、そこから神殿の丘への通路周辺にだいたいは限られている。
そこから路面電車に乗るとか、5分も分も歩けば、ユダヤ人がほとんどの西エルサレムであり、ラマダンの様子はほとんど感じられなくなる。普通のエルサレムの日常がひろがっている。・・ということもお伝えしておく。