イスラエル空軍がダマスカス周辺を空爆か 2015.11.2

シリアの反政府勢力系の情報によると、金曜夜、ダマスカス近郊のヒズボラ拠点をイスラエル空軍が空爆したという。イスラエル軍はこれを否定しているが、実際は不明。

www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4718802,00.html

<アメリカがシリアへ地上特殊部隊派遣へ>

先週ウイーンで行われたシリア問題に関する国際会議。様々なことでは合意したが、アサド大統領を政権に残すかどうかでは一致できなかった。アメリカはアサド大統領は退陣するべきというのに対し、ロシアは、アサド大統領は留任させるべきと主張しているからである。

アメリカはこの会議にあわせて、50人以下の地上特殊部隊をシリアへ派遣する計画を発表した。部隊は、ISISと戦う反政府勢力を支援、訓練する。この他アメリカはさらなる反政府勢力への支援を行う。

www.reuters.com/article/2015/10/31/us-mideast-crisis-syria-iran-idUSKCN0SN2Z620151031

<シナイ半島:ロシア機墜落関連>

1日、シナイ半島にロシア機が墜落し、乗客224人が死亡した件について。イスラエルは、ロシア機がレーダーから消えた時には、情報関係でエジプトに協力したが、まもなく墜落現場が明らかになった。

現在、原因の捜査が行われているが、もしISISが撃墜していたとしたら、シリア問題はじめ中東情勢が大きく変わる可能性がある。今のところは、地上からの撃墜はないとされているが、今後、注目されるところである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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