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ロスアンゼルスでデモ参加のユダヤ人男性死亡
イスラエルとハマスの戦闘が1ヶ月を過ぎる中、世界では、「パレスチナに自由を」といった親パレスチナデモが、文字通り世界中の大都市で行われている。
ワシントンでは、なんと、「インティファーダ(パレスチナ人の暴力的な民衆蜂起)、インティファーダ」との叫びも聞かれている。
親イスラエル双方のデモが、同じ場所で繰り広げられるケースも少なくない。
アメリカのロサンゼルスのサウザンドオークスという町では、5日、親パレスチナと親イスラエルのデモが同時に行われた。
この時に、親イスラエルのデモに参加していたポール・ケスラーさん(69)が、親パレスチナ側の人と口論になり、メガホンで殴られて転倒して、頭を打って死亡した。
警察はこれが、反ユダヤ主義に基づくヘイトクライムである可能性があるとして、調査している。
ユダヤ人左派らが自由の女神を一時選挙:パレスチナへの攻撃停止を要求
4日、ワシントンでは、数万人が即時停戦を訴えるデモを行った。
一方、6日、ニューヨークでは、ユダヤ人の左派集団がイスラエルへの停戦要求で自由の女神を占拠した。このグループは、先月、グランドセントラル(鉄道)駅で大規模なデモを行ったグループである。
黒いTシャツに、「Not in our name 」と書いており、ユダヤ人の名前でガザを攻撃するなと訴えている。
ニューヨークでは、この後、セントラルパークで、数千人が参加する親イスラエルのデモが行われた。
www.nytimes.com/2023/11/06/world/middleeast/protest-statue-of-liberty-israel-gaza.html
フランスで激増する反ユダヤ主義暴力
イスラエルとハマスの戦争が始まって以来、世界中で反ユダヤ主義暴力が激増している。フランスでは、このひと月の間に、反ユダヤ主義とされる暴力時件が1040件発生。486人が逮捕された。
www.timesofisrael.com/antisemitism-has-exploded-in-france-since-october-7-says-french-minister/
日本でもイスラエル大使館前で1600人がデモ
東京のイスラエル大使館前では、4日、日本人1600人が、「誰も殺すな」などと言いながら、ガザへの攻撃を停止するように訴えるデモを行った。
ネタニヤフ首相が在イスラエル大使たちに理解を呼びかけ
ネタニヤフ首相は6日、イスラエル在住の各国大使たちを招いて、この戦いが、地域的なものではなく、国際社会にも関わることであり、今は勝つ以外に選択肢はないと理解を求めた。
石のひとりごと
ハマスとパレスチナを一つにして考えるべきではない。イスラエルが戦っているのは、ハマスであって、パレスチナ人ではない。そのハマスは、イスラエル人に対して、悪魔的なほどに残虐な暴力をふるったことをこの日本人たちは知っているのだろうか。ハマスが乳幼児30人を含む240人のイスラエル市民を人質にしていることを知らないのだろうか。
これはいわば、テログループが、人質をとってそれを盾に、銀行に立てこもっているようなものである。そこには、何も知らずに銀行に来ていたひとたちがおり、戦闘の巻き添えになっているようなものである。
そのテロリストたちになぜそんな行為に及んだのかを考えて、正当化できるものだろうか。
ハマスをこれまで放置していなかったら、イスラエルはガザへこんな攻撃をしなくてもよかったのだろう。今、ハマスを撃滅することが、実はガザのパレスチナ人にとってもよいことである。国際社会にとってもよいことだと、ネタニヤフ首相も、イスラエルにいる各国大使たちに、理解を求めたところである。