イスラエルでは、4月3日日没から過ぎ越の祭りとなる。人々の挨拶はすでに「ハグ・サメアッハ!(祝日に祝福があるように)」になっている。
ユダヤ教ハバッド派のベーカリーでは、すでにペサハ用のマッツァ(種無しパン)の製造(手製)がフル回転で始まっている。町では、工場製のマッツァがすでに売られている。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4641003,00.html (マッツァ製造風景みられます)
過ぎ越の間は、家に小麦粉があってはならないため、ユダヤ教徒たちはぼちぼち、小麦粉関係の食料を今のうちにたべてしまうなどして、処理しはじめている。またスーパーでは、年に一度の大掃除に向けてお掃除グッズがセールとなっている。
またこの時にお皿や、シーツを新調する家庭が多いので、町のあちこちで、それらのセールも行われている。日本では、お正月前になると、こういう品々は逆に高くなるのだが、イスラエルでは安くなるのである。家庭での必要物品は今が買い時である。
一方、これだけ世界が、きな臭くなっても、過ぎ越しの大型連休を利用して、多くのイスラエル人が、海外旅行に出かける。外務省が渡航注意などを発しても気にする者はほとんどいない。誘拐やテロに巻き込まれるイスラエル人がでないよう、祈りが必要である。
*今週フランスで発生した飛行機の墜落事故では、イスラエル人1人が犠牲になったとみられている。